先物・オプション取引が支配する近代市場を生き抜く
  相場をツカめ   
2012年1月27日更新(15日前後に1回更新します)   
   

主幹・川野英彦他社メディア執筆コメント例が、東京市場の変動方向を“超短期”に読み解く、デイリー株式投資指南サイト「テクノディーラー」の一部をお伝えするコーナーです。
           
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「テクノディーラー」はすでに多くの重要な市場プレイヤーが重視し、個人投資家の購読件数も急増しています。株式市場の「裏側」を覗いてみたい方は、是非ご参照下さい。なお実際に、短中期目的の株式売買に取り組まれている方、これから取り組もうとされている方は、ご購読を検討して頂ければ幸いです。

「ババ抜き」には参加せず
2012年1月27日(金)前引け
日経平均8885円(+35円)

 昨日、先陣を切って発表されたNEC、任天堂の決算はいずれも赤字。とくに任天堂の赤字転落は市場関係者の大半が“びっくり”である。ユーロ安の影響も大きいが、「メイドインジャパン」というブランド力が海外で減退していることも示唆する、不気味な内容だったといっていい。
 前哨戦を見る限り、225の10-12月期のEPSは500円台を維持できるかどうかも微妙な雰囲気となりつつある。500円だと×17.5=「8750」が上限も目安。510円だと×17.5=「8925」、505円だと「8837」が目安ということになる。いずれにしてもすでに「ババ抜き」の最終盤となっているという冷静さが必要であろう。
 いよいよ来週は決算発表本番であり、リスク覚悟で新規に動きたい向きは、本日後場に、指数、またはコールの売り持ち、「あたまはくれてやる」という慎重派でも、来週初も売り狙いタイミングが続いているはずだ。
読み通りの展開に突入
2012年1月26日(木)前引け
日経平均8847円(-36円)

 主に欧州系2社の買い戻しを誘った今回の買い仕掛け相場が、読み通り終焉を迎えようとしている。来週から一気に本格化する決算発表での失望感の拡大を恐れた向きが、なんとか「のりしろ」をつけようとしたのが今回の上昇相場の背景であり、追随すると、「高値つかみのリスク大」というのが、本サイトの指摘だった。
 本日前場の動きは、まさに「ババの押し付け合い」といってよく、前引けはとりあえず、9-12月期ベースで「PER17.5倍」で踏み止まった形である。依然として「高値圏」という大局観が必要であり、さらに様子見が必要だろう。なお明日はさすがに、週明けの腰折れを狙った「指数売り」に妙味が発生すると見たい。
「指数かさ上げ」の最終局面
2012年1月25日(水)前引け
日経平均8870円(+84円)

 欧米市場が軟調となっても、「関係なし」とばかりに、ひたすら指数をかさ上げする業者の“努力相場”が続いている。昨日までは指数と最も連動性の高いファストリがターゲットにされていたが、本日は2番目に連動性の高いファナックがターゲットにされている。
 本日前引けは、昨日も指摘したように、9-12月期では、PER17.5〜18倍という、最高値圏の水準となっていることはほぼ確実だ。やはり来週から本格化する四半期決算を前にして、「業績懸念」が市場を覆いつくす前に、少しでも“のりしろ”をつける思惑が継続し、最終局面に入りつつあるとみたい。昨日同様、距離を置いての様子見が賢明であろう。なお昨年12月前半に指数の買い持ちに動き、じっとしていた向きは、本日が最後の“逃げ場”となる可能性が高い。
引き続き「上限での推移」
2012年1月24日(火)前引け
日経平均8798円(+32円)

 来週からはじまる国内企業の9-12月期決算を控え、「なんとか、より多く指数にのりしろをつける」努力が続けられている。こうした思惑が鮮明に反映されているのが、現在の225への寄与度が最も高いファストリの一段高である。
 さて昨日も指摘したように、9-12月ベースでは、「8750」水準でPER16.5〜17倍程度、「8850」水準だと、「17.5〜18倍」程度となる可能性が極めて高い。本日前場も「上限の推移」が続いていると想定したい。
 引き続き、新規建ては、極めてリスキーな局面が続いていると見るべきであり、「買い」は当然ながら高値つかみ、「売り」も思わぬショートスクイーズに巻き込まれる可能性が若干残っていることが考えられる。
 距離を置いての様子見が賢明であり、OTMオプションの売り持ちに動いていた向きだけが、さらに時間価値減少を待つくらいであろう。
10-12月期ベースならすでに「上限」に
2012年1月23日(月)前引け
日経平均8782円(+15円)

 225各社の10-12月期の決算発表目前での今回の買い仕掛けは、実際の発表での「悪影響」を恐れ、のりしろをつけるのが主な目的だった可能性が高い。
 7-9月期の225のEPSは590円だったが、さらに10円あまりのユーロ安が進展した10-12月期は、最低でも10%程度低い500円台前半となることが確実となっている。金曜日から本日前場にかけての「8750」水準は、7-9月期ベースでPER15倍と、ようやく中立水準であり、10-12月期ベースではすでに16.5〜17倍程度にまで割高となっている可能性が高い。
 今回の上昇は、先物の売り方に対するショートスクイーズが奏功した部分が大きいといえるが、やはり「8750より上」は、買われ過ぎと見たい。当面の大局観は引き続き様子見。ほぼ上限ながら、決算対策努力に敬意を払いたいところだ。87、90コールの売り持ちに動いた向きは、時間価値稼ぎをしながら、じわじわとブレークイーブンに持ち込みたい。
引き続き買い仕掛け継続も限界点に
2012年1月20日(金)前引け
日経平均8754円(+115円)

 水曜日後場以降の、公的年金に加えて国内金融機関の救済も狙った買い仕掛け相場が続いている。昨日も「距離を置くべき」と指摘したが、こうした意図的な仕掛けが発生した場合は、中途半端な「ナンピン売り(買い)」は、買い戻し相場に巻き込まれ、傷を深めることが大半だ。
 これまで「82〜87」「82〜90」に仕掛けていた向き、さらには87、90コールに絞って売り仕掛けた向きもさすがに「抑え込み」に動く可能性が高まっている。前引けは節目の水準であり、当面の高値と見切りたいが、週末を控えているため、新規建ては控えるのが賢明であろう。なお87、90コールを売り持ちしていた向きは、さらに「売り」の「耐久力」を試したいところだ。
国内金融決算を意識した買い仕掛けか
2012年1月19日(木)前引け
日経平均8663円(+113円)

 火曜日来、シンガポールから更新しているため、昨日の昼休み期間内に、東京市場内でどのような“談合”がなされたのか、まだ碓たる取材結果は得られていないが、後場入り直後のまとまった先物買いは、まもなく10-12月期決算を発表する国内金融機関を支援するための大口機関投資家による可能性が高いと考えられる。「8600〜8700」は、国内主要金融機関が含み損に陥るかどうかのブレークイーブンゾーンだからだ。
 ただし焦点は引き続き、ギリシャと欧州大手金融機関との返済条件に関する交渉であり、本日夜から明日にかけて、内外とも波乱含みの展開が想定される。突然の買い仕掛けにも、距離を置くのが無難であろう。なお昨日までのOTMコール、87、90を売り持ちしていた向きは、最終的にはおつりが出る可能性が高い。
ひたすら「8450」維持相場に復帰
2012年1月18日(水)前引け
日経平均8480円(+14円)

 昨年後半以降、この市場の主要な買い手は、日銀と公的年金資金に限られつつある。日銀は大震災後、225の「1万円維持」を目的に買い出動して以降、ひたすら「買い下がり」「なんぴん買い」の連続であり、含み損が膨らんでいる。しかし、日銀の場合はとりあえず「自己資金」なのに対し、年金の場合は、究極の「顧客資金」である。厳格な損切りルールが発動されるのは目に見えており、だからこそ、引き続き「8450」がこの市場内で強く意識されているのだ。
 数少ない市場内の買い手の立場を守るためにも、やはり「8370」が最下限、できれば「8450+α」の思惑が継続する確率が高いだろう。ここまで動かない相場に対応するのは、やはりOTMオプションの売り仕掛け以外にないといえる。当然ながらコールの方が安全度は高いと指摘したい。
なんとか「8370〜8450」継続
2012年1月17日(火)前引け
日経平均8430円(+52円)

 市場参加者がはらはらしていた「8360〜8370」のラインはなんとか守られ、本日前場は、焦点の「8450」を上値として意識するレンジ相場に復帰している。ただしギリシャのデフォルト宣言→CDSの売り手の米大手金融機関の大ピンチという恐怖のシナリオを、本日夜のNYが意識する確率はまだかなり残っていると見るべきであろう。
 明日にかけた当面の大局観は8200〜8450。本日夜のNYの急落リスクに賭けたOTMのコールの売り持ちをさらに継続するか、明日午前の、つっこみ買い待ちを狙うか、いずれかであろう。
想定通り、先週末の「8500」は“ご苦労さん”に
2012年1月16日(月)前引け
日経平均8371円(-128円)

 先週末に発せられた「欧州発」の報道を受け、あわてふためいたように、先物に売りが殺到し、再び本サイトがピタリ指摘してきた「焦点の下限」である、「8370〜8360」に到達した。ちなみにより大きな変動要因となったのは、S&Pの格下げより、ギリシャと欧州銀行団との「交渉決裂」というのが本サイト、そして小社の見方である。
 昨年11月の公的年金の買いコスト「8450」から、1%(約85円)下押しの8365円を切ると、いつ損失確定売りが出てもおかしくない。その危機感が、「防波堤」となっていたのだが、はたして今回はどうか。とりあえず本日夜のNYは休場となるため、本日後場は踏み止まる可能性が高いが、明日はさらなる「警戒感」が出てもおかしくない。
 リスクを避けて様子見するか、リスク覚悟でポジション持ち越しのOTMのコール売りに挑むか、いずれかであろう。
1月SQ値=8470円で決着
2012年1月13日(金)前引け
日経平均8473円(+88円)

 1月オプションSQ値は、市場推定値で8470円71銭。オーソドックスに「8000〜8500」「8250〜8500」のショートストラングルを仕掛けた向きに加え、欲張って「85コール、プットの両建て売り」というショートストラドルを仕掛けた向きまで、プレミアム総取りという、主要オプションディーラーが「オールハッピー」の結末となった。ちなみに寄り付きでの先物主導の上昇は、後者が仕掛けた可能性が高い。
 さて、SQ値をめぐる仕掛けで、節目の「8450」を突破した格好となったが、仕掛けた向きの手仕舞いを警戒すべきなのはいうまでもない。「8450より上は売り」という超短期勝負を挑むか、様子見するかいずれかであろう。
年初から絶好調!本サイト「完全ピタリ」の雰囲気だが
2012年1月12日(木)前引け
日経平均8389円(-58円)

 年初から、本サイト絶好調の気配となっている。もはや焦点の「8450」は、中立水準ではなく、なんとか回復させたいという「当面の高値」となっていること。
 一方で、公的年金の買いコスト「8450」から、1%(約85円)下押しの8365円程度でも、「損切り」のシグナルが発生される恐れがあること。こうした要素を勘案すれば、なにがなんでも「8400」で食い止めたいという思惑が継続しているということだ。
 このまま本サイト第一シナリオの「8400」での明日の決着となるか、それとも「8150水準」までつっこむ第ニシナリオの波乱決着となるか、すべては本日夜のスペイン、イタリア国債入札の結果にかかっているといっていい。本サイトとしては、昨年12月のECB(欧州中央銀行)による、50兆円規模の大量資金供給が効いて、なんとか無難に終る確率の方が若干高いというのが読みである。
 いずれにしても、セオリー通り、本サイトが指摘してきたコール売りを仕掛けた向きは、本日後場までにポジションクローズしたいところである。
引き続き「8400」がサポート
2012年1月11日(水)前引け
日経平均8440円(+18円)

 引き続き、「8400」で持ちこたえる相場が続いている。本サイトが繰り返し指摘してきた、公的年金の昨年11月の買いコスト「8450」が強く意識されているが、もはや中立水準ではなく、「上限」となりつつあるといっていいだろう。
 当面の大局観は「8400〜8450」。先物やミニによる新規建ての妙味はほとんどなく、週末にかけた下押しに若干賭けたコール売り(85、または87)を仕掛けるか、様子見するかいずれかであろう。ちなみに明日は、スペイン、イタリア国債の入札が控えており、2月以降の“本番”の前哨戦ととらえられている。今年最初の急変動の確率も30%程度想定したい。
とりあえず「8400」が下支えラインに
2012年1月10日(火)前引け
日経平均8427円(+37円)

 先週末後場、そして本日前場とも、なんとか「8400」が下支えラインとして機能する相場が続いている。先週末以来の欧州不安のくすぶりからすれば、「8300台前半」までつっこんでもおかしくなかったが、やはり「8450」という公的年金の直近の買いコストが強く意識されていると見るべきであろう。なんとか、損切り行動を抑制して、下振れを防ぎたいという思惑が働いているといってもいい。
 オリンパスの上場維持がほぼ確定し、主幹事証券の野村が責任を問われる可能性がほぼなくなるなど、指数を支えるニュースも週末に流れている。13日のSQは、どうにか「8400〜8500」で収まる確率が高まったといえるが。やはり欧州不安の進展には、一定の警戒感が必要と考えられる。当面の大局観は先週末同様、様子見、または時間価値稼ぎを兼ねたOTMのコール売りとしたい。

1月オプションSQ値予想:
「8400=45%」公的年金の損切りを回避できる水準
「8150=35%」週後半にかけて、欧州不安が深刻化するシナリオ
「8500=20%」週を通じて、大きなニュースがないまま、SQを迎えるシナリオ
大発会の「8500超」は格好の売り場だったが…
2012年1月6日(金)前引け
日経平均8401円(-87円)

 本サイトが昨年最終更新日に提示していた「8450より上なら売り、下なら買い」の大局観に従えば、大発会での「8500超」場面は、格好の指数の売り場だったことになる。“ご祝儀買い”してくれた業者さんは、当然ながら、「ご苦労さん」という結末となった。「8480」水準ではじまった本日前場も依然として「売り場」だったわけであり、新規建てに動いた向きは、80円前後の値幅を得たはずだ。
 さて、ピタリ「8400」で下げ止まった前引けは、「当面の下値」、「買い戻し場」だった確率が高いといえるが、本日夜から月曜日までに、欧州圏で何が発生するか、警戒が必要となろう。とりあえずポジション中立化したまま、週明けの火曜日を迎えるのが無難といえるが、どうしても動きたい向きは、時間価値稼ぎと二股をかけたOTMのコール売りであろう。
焦点の水準(8450)から「身動き取れず」
2011年12月27日(火)前引け
日経平均8441円(-38円)

 いったい、現局面で「節目の水準」、「中立水準」はどこか。その「方向観」を的確に提供することは、本サイト「テクノディーラー」が特に心がけている一つである。先週末のNY高を受けた昨日から本日にかけての「節目の水準」、「中立水準」が「8450」であることは、本サイトを継続している会員ディーラーにとっては、自明といっていい。
 当面の大局観は「8400〜8500」。「8450より上なら売り、下なら買い」という超短期取引に挑むか、様子見を決め込むか、いずれかであろう。いずれにしても、年明けの欧米市場の「大荒れリスク」を勘案すれば、ポジションの越年は避けるべきであろう。
「半日立ち会い」以下の超閑散で越年へ
2011年12月26日(月)前引け
日経平均8489円(+94円)

 30分伸ばしたにも関わらず、本日前場の売買代金は2000億円台。1日で6000億円にようやく届くかどうかの、かつての大納会、大発会の「半日立ち会い」の売買代金さえ下回る超閑散相場となっている。大半の市場参加者も手持ち無沙汰であり、「野村破たん説」をひそひそと楽しむくらいとなっている。
 欧州はECB(欧州中央銀行)による、域内主要金融機関への50兆円規模の資金供給オペ(実質的に年越し資金の貸与)が実施、国内では、基礎年金の国庫負担の不足分を「交付国債」で賄うという約束手形が切られたことで、早急な年金積立て金の取崩し圧力が軽減したことで、年内の内外株式市場の「小康状態」は約束されたといっていい。とりあえず新年最初のSQ値は、11月出動時の年金資金の買いコスト「8450」に近似した「8500」というシナリオが高まりつつあるのが、前場の動きの背景であろう。
 ただし年明け早々にも、欧州市場主導の大荒れリスクありというのが本サイトの見方であり、ポジション持ち越しで越年するのは避けたいところである。今週も「ポジション中立化優先」を大局観としたい。
      外人は「チャート分析」などしていない

 一部ディーラーから質問を受けるが、本サイトはほとんど、チャート分析で多用される「窓理論」を採用していない。東京市場は外人勢の影響力が強まる一方だが、彼らはそのような「細かな」分析などしていない。オプション取引の建て値、日経平均でいえば、1万1000、1万1500を売買タイミングの大きな節目ととらえ、その中値である1万1250、さらに四分の一の値、1万1125、1万1350といった、25円単位(いわゆるクオーター)をタイミングとしている。
 

      
 「タイミング」を意識せよ
あなたは売るべき時に買い、買うべき時に売っていませんか?
今日の東京市場の主役は外人、彼らの主要な“道具”は先物とオプション

 小社発行の月刊「お金のリスク」は、預金や保険といった「元本保全型」の金融商品のリスクを追求している専門誌です。これら商品は、いくら「元本保全型」とうたっていても、発売元の信用力の直撃を受けます。そのことを常に意識するべしと、投資家に警鐘している専門誌です。

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 そのコンセプトを生かした小社サービスこそ、「テクノディーラー」です。このコーナーでは、主に、
外資系、日系証券ディーラーとの情報交換などによって発信されているテクノディーラーのバックナンバーを提供し、一般の方々に、「金融取引とは何か」を開示しています。それは、業者や投資家など市場参加者による「利益の奪い合い」「損失の押しつけ合い」という厳しい世界であり、“慣れない方”は決して深入りをお勧めできない世界なのです。