先物・オプション取引が支配する近代市場を生き抜く
  相場をツカめ   
2010年7月29日更新(15日前後に1回更新します)   
   
 
日々の“戦い”の大局観を磨け

主幹・川野英彦他社メディア執筆コメント例が、東京市場の変動方向を“超短期”に読み解く、デイリー株式投資指南サイト「テクノディーラー」の一部をお伝えするコーナーです。
           
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「テクノディーラー」はすでに多くの重要な市場プレイヤーが重視し、個人投資家の購読件数も急増しています。株式市場の「裏側」を覗いてみたい方は、是非ご参照下さい。なお実際に、短中期目的の株式売買に取り組まれている方、これから取り組もうとされている方は、ご購読を検討して頂ければ幸いです。

さらにIV急低下で「終盤戦入り」もよう
2010年7月29日(木)前引け
日経平均9700円(-52円)

 引け値が「9500」、「9750」など「250円刻み」でほぼ完全に収束するという、まさに「オプション取引が支配する相場」となっている。近代相場に取り組む上で、もはやオプション取引の知識なしで臨むことは“自殺行為”に等しくなっていることを改めて確認したい。
 昨日は指数は250円の大幅高となったが、一方でIVは22%台にまでさらに急低下。「上値限定」と見切っているオプションディーラーがいかに多いかを物語っている。一方で、ストレステストを通過したことで、少なくとも「夏休み期間」後の8月下旬まで「下値も限定」という大局観が引き続き優位に立っていると見たい。昨日同様、「9500相場の上方」という見立てを維持したいが、主要オプションディーラーの思惑に便乗する「オプション売り」を仕掛け続けるのが安全、賢明であろう。
銀行増資も「当面先送り」でさらに買い戻し
2010年7月28日(水)10:50AM
日経平均9684円(+187円)

 8月の「夏期休戦」入りが目前に迫り、警戒されていた新生やりそなの大型公募増資も「当面先送り」との思惑が拡大、さらに買い戻しの動きが強まっている。当の新生やりそなだけではなく、第一生命やメガバンクが買い戻されているのも、「当面需給平穏」との読みから、ポジション中立化が急がれている証左といっていい。ちなみに、たとえ「詐欺に近い」内容だったとはいえ、ストレステストが通過し、「当面のイベント終了」の雰囲気となっていることも、ユーロ高、株高の連鎖をもたらしていると考えられる。
 当面の大局観は、「9500相場の上方」、つまり「9550〜9750」としたいが、短期的な指数トレードより、やはり「一定の範囲内の指数に網をはる」、つまりオプション売りが有効な戦略となっていることを繰り返したい。
読み通り、「9250〜9750派」が復活、跋扈中
2010年7月27日(火)前引け
日経平均9516円(+12円)

 読み通り、「9500」を完全中立と見立てたオプション売りが復活、最盛期入りとなっている。国内の4-6月期はこれからが本番だが、すでに「4-6月は好調ながら、7-9月以降は不透明」というシナリオが最大多数派となっており、各社の業績が大きなイベントとなる確率は極めて低くなっている。
 昨日も指摘したように、主要外資系ディーラーは8月の夏期休暇を目前に控えており、「大きくはる」気配はない。短期の指数取引からは撤退し、ひたすら「網をはる」、つまりオプション売りを仕掛けて時間価値を稼ぐのが賢明であろう。
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東証の昼食休憩廃止方針を受け、実験的にザラ場での更新を開始しております。明日28日は午前10時45〜50分に更新予定です。
でたらめストレステストもとりあえず局面逆戻り
2010年7月26日(月)前引け
日経平均9546円(+115円)

 「持ち切り扱い」の国債保有に対しては負荷をかけないなど、今回の欧州金融機関に対するストレステストは、度を越した“でたらめ”の内容となった。ただし、それでも資本不足金融機関による「巨額増資懸念」、各国政府が公的資金を迫られた場合の「巨額国債発行懸念」がいったん薄らぎ、株式市場、為替市場とも“小康状態”に復帰している。
 欧米系の大手ディーラーは、8月に入ると「夏期休暇入り」であり、東京市場に参加している外資系ディーラーも同様となる。今回のストレステストをもって、「とりあえず休戦」の気運が強まると見られる。局面は再び「7月16日以前」に逆戻りしたと見るべきであり、いったん中立化した向きも、再び「9250〜9750」に賭けるオプション売りを仕掛けるのが無難と考えられる。いずれにしても今クールは、「短期的な指数売買」より、「一定のレンジの動きに網をはる」戦略が唯一、最も有効となろう。
とりあえず「買い戻し」だが引き続き「金融不安相場」
2010年7月23日(金)前引け
日経平均9381円(+160円)

 昨日来、外資系証券の買い越し幅が急拡大しているが、大半はみずほ新株発行に絡んで他の主要株、金融株にも空売りを仕掛けていた向きの「買い戻し」と想定される。当然ながら、みずほ新株をいやいや買わされた親密先は、「3円でも5円でも利食えれば御の字」とばかりに、どかんと売り切る動きに出ており、みずほ株は完全に「マネーゲーム」化されている。
 ニューヨークダウ以下欧米株、さらに米ドル、ユーロも堅調となったが、これらも本日夜の欧州金融機関のストレステストを控えても「ポジション中立化」、つまり「買い戻し」だったと想定される。すでに米ドル、ユーロとも再び売り直されており、大手主要業者主導の「大荒れ相場」が続く可能性が高い。
 残念ながら引き続きポジション中立化したまま週明けを待つのが安全策であり、賢明と想定される。早めに仕掛けて余裕のある向きだけは、コール売りをさらにホールドする手はあるだろう。
国内増資懸念に米金融規制改革法成立のダメージ重複中
2010年7月22日(木)前引け
日経平均9215円(-63円)

 昨日、米金融規制改革法が正式成立したが、やはりGS以下主要投資銀行の「ポジション縮小懸念」が、国内金融不安に拍車をかける可能性が高まりつつあるといっていい。
 みずほ、第一生命株は本日は踏み止まっているが、他の一部金融株の増資懸念はくすぶったままである。さらに明日深夜には主要欧州金融機関のストレステストの結果が発表される。EUが「ほぼ問題ない」の見解を示すことは確実だが、逆に、疑念を呼び起こすことも想定される。昨日の独国債入札は不調に終っており、本日夜以降、欧州でも再び「信用不安」が発火する事態も想定したい。
 引き続き不透明感満載の市場環境が続いているといってよく、残念ながら基本スタンスは様子見。オプションの両建て売りも、いったんプット売りをはずし、コール売りのみホールド、または新規に仕掛けるのが無難であろう。
本日、みずほ新株払い込みも、さらに増資ラッシュ懸念
2010年7月21日(水)前引け
日経平均9321円(+21円)

 昨日、みずほと野村は冷や汗をかき続けたはずである。本日の新株払い込みを控え、「なんとかあと1日もって欲しい」と祈り続けていたはずだ。むろん、祈るだけではなく、みずほ株、そして株価指数を必死に買い支えていたが。
 なんとか、みずほ増資は無事払い込みにこぎ着けたが、野村、大和、そして第一など主要金融株が年初来安値を更新し続けるという高い代償が支払われる結果となった。みずほイベントは終焉したが、さらに新生、りそななど「危うい金融機関」の増資懸念を続いている。対応するために、さらに日本株が換金売りされるという需給悪相場はさらに続く可能性が高いだろう。
 このように、やみくもに先物売りが出たり、理屈抜きで買い支えるなど、大口参加者が暴れ回る局面は、細かい指数トレードに動くのは極めてリスクが高い。高値を買わされたり、安値を売らされるリスクを強く意識するべきだ。「ある一定の範囲内の指数の動き」を“網ですくう”ようなオプション売りだけが、唯一狙える取引。975超のコール、925以下のプットを両建て売りして、しばらく「見物する」くらいであろう。
再びの「金融不安」の気配、様子見
2010年7月20日(火)前引け
日経平均9295円(-113円)

 先週末は、通常の主要ディ−ラ−の感覚なら、「9500」で踏み止まるはずだった。ところが後場、再び大口の先物売りが出て、「9400割れ」を試す動きとなった。このパニック的な先物売りの正体は大和CM。大和と三井住友Fの合弁で設立されたが、昨年、三井住友Fが資本関係を解消したばかりである。
 資本関係は絶ったとはいえ、金曜日の大和CMの6000枚もの一手売りの真の“正体”は三井住友Fだった可能性が高い。2010年3月期段階での三井住友Fが含み損に陥る日経平均は小社推計で「8500」。まだのり代があるはずだが、ヘッジに乗り出したと見ることができる。ただし一部では、詐欺行為で告発されていたGSが15日にSECと和解、さらに同日に金融規制法が成立したため、東京での先物買い残を迂回する形で、“投げた”との見方も出ている。
 さらにみずほ株が、新株発行価格の「130円」をおびやかす雰囲気となるなど(下回れば中止となる可能性が高い)、金融不安再燃の気配がありありとなっている。ここはおとなしく様子見するのが賢明であろう。なおプット売りに加えて、コール売りも仕掛けている向きは、まだかなりオツリがある状況のはずであり、引き続き、じっと抱えたままにしておく手はあるだろう。
先物駆使でジェットコースター、動くなら「プット売り」だが
2010年7月16日(金)前引け
日経平均9530円(-155円)

 新生銀に続き、昨日はりそなにまで巨額公募増資の観測が浮上。市場心理が再び悪化していることにつけこみ、本日は「先物主導」で問答無用の指数の押し下げである。言い換えると、「軸」を再び「9500」に強引に引き戻したといってよく、大手オプションディーラーが完全主導している相場といっていい。
 指摘してきたように今クールは、いずれにしても「オプション売り」優勢相場であり、中小ディーラーや個人は極端に動きにくくなっている。一昨日、昨日の“堅調相場”ではコール売りに妙味、本日はプット売りに妙味がある程度。様子見するか、引き続き「9500〜10000相場継続」と見て、踏み込んで「95プット売り」、安全策で「92または90プット売り」に挑むか、いずれかであろう。
指摘通り「狭い9750相場」に
2010年7月15日(木)前引け
日経平均9694円(-100円)

 昨日指摘した通り、「狭い9750相場」に移行している。当然ながら昨日の「9800」水準で指数買いに出た向きは、損失リスクを背負うことになった。
4-6月期は好決算だが、政府の住宅ローン減税等の政策効果が切れる7-9月期以降は「不透明」。これが米市場の基本環境としたら、ユーロ安の悪影響が浸透していない4-6月は好決算だが、7-9月期はユーロ安の影響が本格化する可能性が高いというのが、東京市場の基本環境である。焦点は、ヨーロッパ諸国の緊縮財政でユーロ安が是正され、10-12月期以降は好展望が期待できるかどうかである。
 いずれにしても、「8月SQまで」と限定すれば、上にも下にも行きずらい相場がだらだら続く可能性が高い。これが本サイト、そして主要オプションディーラーの読みであろう。問題は「軸」をどの水準に設定するかだが、近代市場は「オプション取引が支配」というセオリーからすれば、250円刻みで上下動することになり、現局面は「9750」となっているのだ。
 IVはどんどん低下中であり、「20」を割るのも時間の問題であろう。引き続き、「9500〜10000」に賭けるポジションを仕組むか、様子見するかいずれかであろう。
みずほが価格決定を“妥協”、下値切り上げ
2010年7月14日(水)10:50
日経平均9799円(+262円)

 昨日注目された、みずほ増資の価格は「130円」。昨日の終値「135円」で決まるとの見方が多かったが、結局、みずほが希望調達額を下げるという妥協を見せた。引き受けを迫られる投資家側からすれば、当然準備する資金が少なくて済み、手持ちの株を換金する圧力は低下することになる。
 予想外ともいえる、みずほの“妥協”で需給関係は良化に転じ、本日寄り付きでの主要株の買い気配スタート、大幅高をもたらすことになった。
 今回の悪環境をもたらした主因の一つといっていいみずほが最後の最後に妥協に転じたことで、「狭いレンジ相場」の軸が一段階きり上がり、「9750」に移行した。これが主要オプションディーラーらの見立てであり、仕込みを“若干”組み直す動きを行っていると見られる。
 いずれにしても中小や個人の指数ディーラーが動きにくい環境が続いていると見るべきであり、引き続き様子見、もしくは「9500〜10000」に賭けるオプション売りを仕掛けるか、いずれかであろう。
引き続き「様子見」「我慢比べ」
2010年7月13日(火)前引け
日経平均9580円(+32円)

 指数が「9600超」となると、先物にヤレ売りが出るという、本サイト読み通りの戻り売り警戒相場が続いている。
 米アルコアの4-6月は好決算となったが、日米とも「4-6月までは大丈夫」というのが大半の暗黙の合意事項。ギリシャ危機を受けたユーロの急落、そして欧州での相次いだ緊縮財政への舵切りは、5月半ば以降であり、実際に影響が出始めるのは、「7-9月以降」ということになる。
 目先の好決算に飛びつくことは、「高値つかみのリスクが高い」。これは中期投資家だけではなく、短期の指数ディーラーも留意すべきところだ。みずほ増資の価格決定というイベントを経れば、「指数買い支え」の努力も低下する可能性が高い。当面の大局観は引き続き9400〜9600。昨日は指数が下落したにも関わらずプットが下げていたが、これに見習って早めに8月物オプションを仕込むか、様子見するかいずれかであろう。
戻り売り警戒継続
2010年7月12日(月)前引け
日経平均9592円(+6円)

 民主惨敗は、好悪いずれの材料ともならず、相場のトレンドは金曜日から変化はない。野村、みずほの戻り警戒、一方、下値では欧州勢の仕掛け的な売り玉が残っている可能性が高く、どちらにも動けない相場となっている。
 当面の大局観は9400〜9600。今クールは「ほとんど動かない9500相場」と見立て、早めに8月物オプションを仕込むか、様子見するかいずれかであろう。
7月SQ値=9636円の決着
2010年7月9日(金)前引け
日経平均9542円(+6円)

 7月SQ値は市場推定で9636円23銭。「9250〜9750」派が最後の最後に、“うっちゃり”でプレミアム総取り。逆に、プレミアム総取りを“確定”させていたはずの「9000〜9500」派はぎりぎりブレークイーブンという、歯ぎしりするような結末となった。いずれにしても最終盤では、中小ディーラーや個人は、こうしたモンスター同士の先物主導の乱打戦には関わらない、というスタンスを今後も原則としたいところだ。
 さて、現在進行中のみずほ増資成功のため、先物買い残を積み上げている、野村、みずほがやや一息つく水準に到達している。当然ながら戻り売りを警戒する相場となっているのはいうまでもない。当面の大局観は、引き続き9350〜9550。つっこみ待ちが無難なスタンスであろう。
極限の先物主導相場、引き続き様子見
2010年7月8日(木)前引け
日経平均9527円(+247円)

 昨日後場以降、先物主導による問答無用の指数の乱高下が続いている。そして昨日までは「9000〜9500」派が優勢、本日は一転して「9250〜9750」派が優勢の局面となっている。
 この局面を誘発したのは、昨日のNYが、ステートストリート銀の好四半期決算を“好感”して大幅高となったことだが、270ドル高まで上昇したのはやや「違和感あり」といわざるをえないだろう。東京がSQを目前に控えての「応援材料」であり、一部業者の深謀が隠されている可能性もあり、と疑いたいところだ。
 いずれにしても、現在の局面は、巨大業者のSQ値を巡る駆け引きが続いていると見るべきであり、中小業者や個人は様子見が賢明だ。当面の大局観は9350〜9550としたいが、明日寄り付きまでは「待ち」のスタンスに立ちたい。
本サイト「第1シナリオ」と「第2シナリオ」を巡る駆け引き
2010年7月7日(水)前引け
日経平均9255円(-82円)

 昨日前場の9100水準への急落が、「SQを意識したポジション調整」と見切ることができれば、今クールの「最後の絶好の買い場」を拾うことができただろう。当然ながら、順ばりで売り参戦した向き、逆に昨日後場の9350水準で買い参戦した向きは、損失リスクに見舞われたことになる。
 昨日前場から本日前場にかけての、一見不自然な指数の上下運動は、まさにSQを意識した駆け引きがもたらしているものであり、近代市場が、「先物オプション取引に支配されている」証左である。知らない投資家は、「ご苦労さん」ということになる。
 前引けの先物値は「9250」。本サイトの今クールのSQ予想の「完全なる第1シナリオ」である。昨日前場の「9100割れ」、後場の高値「9350」、そして本日前引けの「9250」と、本サイトがSQ値予想をアップすると、必ず一度は各シナリオを試す動きが発生するという、「セオリー通り」の相場となっている。
 今クールは前半戦は「9750〜10250派」が圧倒的な多数派だった。だがユーロ不安再燃とみずほ増資の強行でシナリオは崩壊。いったんポジション整理し、「9250〜9750」、または「9000〜9500」に賭けるポジションに“組み直す”動きが水面下で続いたと考えられる。「9250〜9750」派がプレミアムを総取りできる下限は「9250」だが、できれば100円程度ののりしろをつけた「9350」水準で推移してもらうのが“安心”。一方、「9000〜9500」にとっては、「9250」水準が続けば、“枕を高くして眠れる”ことになる。こうした読みが、今回の本サイト予想の背後にあるわけだが。
 当面の大局観は、9150〜9300。引き続き本サイト「第1シナリオ」を意識したこまやかな駆け引きが続くことが予想される。ここからはモンスター同士の最後の戦いと見切り、中小ディーラーや個人は、撤退、様子見が無難であろう。
SQ直前の「調整」「手仕舞い」発生
2010年7月6日(火)前引け
日経平均9181円(-85円)

 円高進行が寄り付き安から午前10時の9100割れに至る急落の要因と指摘されているが、真相は、90プット、または925プットを売り仕掛けていた向きの「調整」「手仕舞い」であろう。「9000〜9500」、または「9250〜9750」に賭けてショートストラングルを仕込んだオプションディーラーが、手仕舞いのためにプットの買い戻し、または「9000割れ」をヘッジするために先物売りに出たと考えられる。
 SQを控えてこうした思惑的な駆け引きが木曜日にかけても散発的に発生する可能性はあるが、SQ値「9250」を意識した「9050〜9300」程度のレンジに収まると見たい。当面の大局観は、9150〜9250。引き続き短期の買い狙いに傾けたい。
SQ迫り、「消化試合」入り
2010年7月5日(月)前引け
日経平均9238円(+34円)

 今クールは6月メジャーSQから500円超の「大幅下落相場」となった。SQまで残り少ない5営業日となり、指数売りは買い戻す、コール売りも買い戻す、プット買いは利食い売りする、こうした「利益確定」の動きが活発化するのは自然の流れであり、だからこそ本サイトはそれらの動きに便乗する「短期の(指数の)買い狙い」に転換した。先週末、そして本日前場も「指摘ピタリ」の展開となっている。
 米雇用統計を受けてのニューヨークダウの下落幅は限定的となり、「9050〜9250相場の上方」、つまり9150〜9250のレンジを下方移動させるほどのインパクトはなかった。こうなると、「9150〜9250」のレンジ内での消化試合が継続する可能性が高いだろう。ニューヨーク市場も独立記念日休暇の影響で、今週は小動きに終始することが予想される。当面の大局観は9200〜9300。ずばりSQ値を意識した「狭い9250相場」となると見たい。
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7月SQ値予想=9250

 7月SQは、みずほ増資強行で、6月SQ時に予想された「急落」が、タイミングをずらして到来することになった。ただし「はめこみのピーク通過」の気配であり、「9000を試す」確率は低下したと考えられる。
 7月のSQ値予想は、現在の消化試合相場が継続する「9250」を45%、4-6月決算への期待からさらに買い戻される「9350」を30%、再び「(スペイン発の)ユーロ不安炸裂」というハプニングの直撃を受ける「9000」を25%としたい。
読み通り「短期の買い狙い相場」に転換
2010年7月2日(金)前引け
日経平均9235円(+43円)

 みずほの「増資押し売り」が後半戦に入ったことで、読み通り「短期の買い狙い相場」に転換している。上値として意識されている節目も読み通り「9250」である。
 本日夜は米雇用統計を控えており、ポジション持ち越しはリスクが高く、超短期の買い狙いに徹するしかないだろう。後場の大局観は、「9050〜9250の上方」、つまり「9150〜9250」としたい。雇用統計次第では、週明けの東京は「9050〜9250の下方」、つまり「9050〜9150」に移行する可能性もあるが、当然ながら同局面となった場合も、「短期のリバウンド狙い」としたい。なお7月SQは現時点では、「9250」が第一シナリオとなる可能性が高いと見たい。
「みずほ恐慌相場」がとりあえずピーク近しの雰囲気に
2010年7月1日(木)前引け
日経平均9200円(-182円)

 市場予想の「上限の上限」といっていい日銀短観の好内容に対しても、指数はほぼ反応ゼロ。指摘し続けてきたが、火曜日後場以降の崖を転げ落ちるような急落相場の背景には、「欧州不安」もあるが、主因は「みずほ迷惑増資」と指摘せざるをえない。
 みずほフィナンシャルが上場来繰り返してきた巨額増資の総額は約4兆円。ところが現在のみずほフィの時価総額は約2兆2000億円。「これまで投資家が投じた資金はどこに消えたのか。役員や行員の高額報酬や給与に化けただけなのではないか」。こんな素朴な疑念が急速に強まり、今回の8000億円増資に対する反発はかつてないものとなっているようだ。
 押し売り的な巨額ファイナンスに対応するため、購入に応じざるをえない親密先は、株価水準に関係なく、持ち株の換金化を進めざるをえない。これが今回の問答無用の急落の主因と見ておきたい。
 当面の大局観は、9050〜9250。押し売りファイナンスのはめ込みは終盤を迎えつつあるもようであり、下値確認での短期の買い狙いとしたい。OTMコールはすでにプレミアムをほぼ消失しており、売り仕掛けた向きは、「おいしく買い戻す」局面であろう。
「欧州不安」「日中増資懸念」で下値待ち
2010年6月30日(水)前引け
日経平均9366円(-204円)

 昨日後場以降の突然ともいえる日本→欧州→米国の株安は、欧州の信用不安再燃も当然ながら大きな要因だが、隠れた要因が、中国農業銀行の大型IPOの発表である。中国最大手銀の一つの中国農業銀行が巨額ファイナンスが発表されたことで、先の中国人民銀行の「人民元の弾力化(実質切り上げ)」の狙いが、「中国景気の過熱感を抑える」などというものではなく、今回のIPOの成功を支援することとの思惑が、市場関係者で一気に広がったのだ。
 日本、欧米の景気停滞が継続、深刻化する中、「頼みの綱」の中国経済にも不安が台頭。そして、みずほ巨額増資に、中国農業銀のIPOが重なることで、世界の株式市場全体に「需給悪懸念」が高まっていることを強く留意したい。
 当面の大局観は、「9000〜9450」。6月SQで回避された「9000を試す動き」も念頭に置きたいところだ。下値を確認した上での短期の買い狙い、または「コール売り」、いずれかのスタンスに立ちたい。
読み切りも、「小銭稼ぎ相場」
2010年6月29日(火)前引け
日経平均9749円(+55円)

 引き続き、「本サイト読み切り」の相場となっている。「9750〜10250」派の“リスク最少化”した抑え込み、みずほ巨額増資に対する“最低減”の支援。こうした思惑を勘案すれば、現相場は、なんとか「9750までは戻す」、言い換えると「9750が当面の上限」という、非常にわかりやすい相場となっているのだ。
 当面の大局観は引き続き「9650〜9750」。サッカーワールドカップが決勝シリーズ入りしたこと、そして本日深夜は日本戦ということで、本日の東京は超閑散のピークに達している。「小銭稼ぎ相場」と割り切りたい。
読み通り「9750」意識も、超短期勝負の極致に
2010年6月28日(月)前引け
日経平均9705円(-32円)

 読み通り、「9750」を意識した相場となっている。「9750〜10250派」の抑え込みに賭けて、「9750割れは買い」の動きが発生しているが、超短期勝負に徹する意図が顕著であり、実際に挑んだ向きも、とれた値幅はせいぜい、40円前後であろう。
 「9750」にのり代をつける「9850」程度の上値を本サイトは読んでいたが、現在の市場のムードは、みずほ巨額増資に対する、あまりに強い反発である。本来、巨額ファイナンスのイベントが到来すると、業界あげての「支援」の雰囲気が高まるが、今回はそのムードは“僅少”といわざるをえない。
 「総会当日にはまだ公表できないと拒んだ1億円以上の報酬を得ている役員の個別開示を翌日の決算書では開示し、今すぐには考えていないとしていた今回の巨額増資を、3日後の金曜日には実施を公言するなんて。交通費をかけて出席した数千人の個人株主を完全にこけにしている。本当に人を食ったメガバンクだ−」。こんな囁きが、証券業界の一部からも聞かれる始末である。
 今回は最低限の下支え圧力しか期待できず、「9750」が上限と意識される相場となってしまった可能性が高い。当面の大局観は9650〜9750。超短期勝負に挑むか、様子見するか、いずれかであろう。
再び「完全ピタリ」、おいしすぎた昨日後場の「1万円超」
2010年6月25日(金)前引け
日経平均9784円(-143円)

 本サイト読み切りの動きとなった。リスク覚悟とはいえ、今回のポジション持ち越しは、かなり「堅い」勝負策でもあった。なんといっても、ありがたいことに、本サイトが上限と読んだ「10000超」まで追いかけた向きが、昨日後場に出現してくれたからである。「買い」はより低い水準で仕掛けることでリスクが低下し、「売り」はより高い水準で仕掛けることでリスクが低下する。昨日後場後半、「9900〜9850」程度の“中途半端”な水準が続けば、仕掛けることに躊躇せざるをえないが、あまりに“おいしい”局面提供となったのだ。実際に動いた会員ディーラーは、再び背負い投げが決まった感であろう。
 本日前場は当然ながら「ポジションクローズ」の場面。ただし想定されたほどの“戻し”は発生せず、市場参加者が一段と「買い」に対して腰が引けていることをうかがわせている。当面の大局観は、9700〜9850。「9750割れ」局面では、「9750〜10250派」の抑え込む動きに便乗して、超短期の買い狙いとしたい。なお、再び、みずほが巨額増資を“強行する”との噂が流れている。そのシナリオが実現となれば、いったんの「指数の下支え」の動きにも便乗したいところだ。
      外人は「チャート分析」などしていない

 一部ディーラーから質問を受けるが、本サイトはほとんど、チャート分析で多用される「窓理論」を採用していない。東京市場は外人勢の影響力が強まる一方だが、彼らはそのような「細かな」分析などしていない。オプション取引の建て値、日経平均でいえば、1万1000、1万1500を売買タイミングの大きな節目ととらえ、その中値である1万1250、さらに四分の一の値、1万1125、1万1350といった、25円単位(いわゆるクオーター)をタイミングとしている。
 

      
 「タイミング」を意識せよ
あなたは売るべき時に買い、買うべき時に売っていませんか?
今日の東京市場の主役は外人、彼らの主要な“道具”は先物とオプション

 小社発行の月刊「お金のリスク」は、預金や保険といった「元本保全型」の金融商品のリスクを追求している専門誌です。これら商品は、いくら「元本保全型」とうたっていても、発売元の信用力の直撃を受けます。そのことを常に意識するべしと、投資家に警鐘している専門誌です。

 一方、小社では、インターネットを通じて「元本非保全型」商品のリターンを追求するサービスも行っています。リターンを追求するとはどういうことでしょうか。それはずばり、リスクに「さらされる」度合いを高めるということです。リターンを追求すれば、それに伴うリスクの直撃を受けかねないということです。では投資家は何を意識すればいいのでしょうか。それは自らが手を出そうとしている商品は、いつでも売ったり買ったりすることができる取引市場が存在するのか、そして、そうであるなら、「いつ売るか、買うのか」ということに尽きるのです。
 そのコンセプトを生かした小社サービスこそ、「テクノディーラー」です。このコーナーでは、主に、
外資系、日系証券ディーラーとの情報交換などによって発信されているテクノディーラーのバックナンバーを提供し、一般の方々に、「金融取引とは何か」を開示しています。それは、業者や投資家など市場参加者による「利益の奪い合い」「損失の押しつけ合い」という厳しい世界であり、“慣れない方”は決して深入りをお勧めできない世界なのです。